最近話題の浄水型ウォーターサーバー。定額料金で水道水を浄水して使えるため、コストを抑えながら安全でおいしい水が飲めると人気が高まっています。しかし、一口に浄水型といっても、その性能にはピンからキリまで違いがあることをご存知でしょうか。
今回は、浄水型ウォーターサーバーの種類と性能について、詳しく比較していきます。
浄水型ウォーターサーバーとは

浄水型ウォーターサーバーは、水道水を専用フィルターで浄水して利用するタイプのウォーターサーバーです。従来の宅配水型とは異なり、ボトルの購入や保管が不要で、月額定額制で使い放題なのが最大の特徴です。
浄水型の2つのタイプ
水道水補充型(給水型)
- 自分で水道水をタンクに注ぐタイプ
- 工事不要で設置が簡単
- 設置場所を自由に選べる
- 月額料金:2,580円〜3,300円程度
水道直結型
- 水道管に直接接続するタイプ
- 給水の手間がかからない
- 初期工事が必要
- 月額料金:やや高めの設定
性能の違いを決める重要な要素
浄水型ウォーターサーバーの性能を見極めるには、以下の3つのポイントが重要です。
1. 除去項目数で見る浄水性能
浄水性能の高さは、フィルターが除去できる物質の数で判断できます。基準となるのは以下の規格です。
- JIS規格: 除去対象17項目(基本的な不純物)
- 浄水器協会規格(JWPAS B): 追加除去項目
- PFAS対応: 有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)の除去
性能別の分類
ハイエンドモデル – 除去項目数:26〜31項目 代表機種:ハミングウォーター(31項目)、エブリィフレシャス(46項目)
ミドルレンジモデル – 除去項目数:21〜29項目 代表機種:ウォータースタンド ピュアライフ(21項目)、Locca(29項目)
エントリーモデル – 除去項目数:15〜22項目 代表機種:しずくりあ Skitto(活性炭式1層フィルター)
2. フィルター構造の違い
浄水性能はフィルターの構造によっても大きく異なります。
2層以上のフィルター構造 複数のろ過材を組み合わせることで、より多くの不純物を除去。活性炭に加えて中空糸膜、陽電荷フィルター、Omnisorbなどを採用
1層フィルター構造 活性炭のみを使用したシンプルな構造。コストは抑えられるものの、除去項目数は少なめ
静電吸着式フィルター ウォータースタンドが採用する技術。静電気の力で不純物を吸着し、高い除去率を実現
3. 浄水容量と交換頻度
1日の浄水可能量
- ハイエンドモデル:1日10〜14L程度
- エントリーモデル:1日7L程度
フィルター交換頻度
- 6ヶ月ごと(最も一般的)
- 9ヶ月ごと(一部機種)
- 交換費用は月額料金に含まれるのが一般的
PFAS除去性能に注目
近年、有機フッ素化合物PFASの健康リスクが懸念されており、特に岡山県での検出問題を受けて注目が集まっています。PFASは煮沸消毒では除去できないため、浄水器での対策が重要です。
PFAS除去対応の主要機種
- ハミングウォーター:PFOS/PFOA/PFHxS除去可能
- エブリィフレシャス:除去率99.9%以上
- ウォータースタンド:ナノトラップフィルターで除去
- Locca:PFOS/PFOA除去対応
PFAS非対応機種もある 低価格モデルの中には、PFAS除去性能の記載がない機種もあるため、購入前に必ず確認が必要です。
性能別おすすめ機種
コスパ重視派:月額2,580円〜2,780円
Locca litta(卓上型)
- 月額:2,580円
- 除去項目数:29項目
- PFAS対応:◯
- 契約期間:5年 長期利用を前提とした最安クラスの料金設定。浄水性能は高く、コストパフォーマンスに優れる
しずくりあ Skitto
- 月額:2,640円
- 除去項目数:22項目
- PFAS対応:◯
- 契約期間:3年 床置き型では業界最小サイズ。活性炭式1層フィルターでシンプルな構造
バランス重視派:月額3,000円〜3,300円
ハミングウォーター
- 月額:3,300円
- 除去項目数:31項目(業界トップクラス)
- PFAS対応:◯(3種類)
- 契約期間:2年 Wフィルター構造で業界最多の除去項目数を誇る。1日10Lの浄水が可能で、ファミリー世帯にも十分な容量
ウォータースタンド ピュアライフ
- 月額:3,300円
- 除去項目数:21項目
- PFAS対応:◯
- 契約期間:なし 契約期間の縛りがなく、解約金・撤去費も無料。初めてのウォーターサーバーでも気軽に試せる
高機能派:月額2,750円〜3,300円
エブリィフレシャス tall
- 月額:3,300円
- 除去項目数:46項目(業界最多)
- PFAS対応:◯(除去率99.9%以上)
- 契約期間:3年 不織布、活性炭、陽電荷フィルター、Omnisorbの4層構造。再加熱機能や常温水など多彩な温度設定が可能
エブリィフレシャス lite
- 月額:2,750円
- 除去項目数:32項目
- PFAS対応:◯
- 契約期間:3年 tallから再加熱と常温水機能を省いた機能限定モデル。価格を抑えながら高い浄水性能を維持
性能を見極めるチェックポイント
浄水型ウォーターサーバーを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- 除去項目数が明記されているか
- 最低でもJIS規格17項目以上
- PFAS対応の有無を確認
- フィルター構造の説明があるか
- 2層以上のフィルターが望ましい
- 使用されているろ過材の種類
- 1日の浄水可能量
- 家族構成に合った容量か
- 料理にも使いたい場合は10L以上が目安
- フィルター交換の手間とコスト
- 交換費用が月額料金に含まれているか
- 交換頻度は適切か
- 契約条件
- 最低利用期間
- 解約金の有無と金額
まとめ:性能と価格のバランスで選ぼう
浄水型ウォーターサーバーの性能は、除去項目数だけでなく、フィルター構造や浄水容量など複数の要素で決まります。
性能重視なら エブリィフレシャスやハミングウォーターなど、除去項目数が30項目以上の機種がおすすめ。特にPFAS除去率が明記されているモデルを選びましょう。
コスパ重視なら Loccaやしずくりあなど、月額2,500円台の機種でもPFAS除去に対応したモデルがあります。ただし契約期間が長めに設定されている点に注意が必要です。
初めてなら 契約期間の縛りがないウォータースタンド ピュアライフなら、気軽に浄水型ウォーターサーバーの使い勝手を試せます。
自分のライフスタイルと予算に合わせて、最適な一台を見つけてください。性能表示をしっかり比較することで、満足度の高い選択ができるはずです。
